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阪口、心臓部担うキーマン/なでしこ紹介

センス抜群のMF阪口は好守の要だ
センス抜群のMF阪口は好守の要だ

<MF阪口夢穂(24=日テレ)>

 なでしこジャパンの攻守の要だ。阪口は「五輪では自分自身がサッカーを楽しめるように頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。

 佐々木監督の戦術の鍵を握る中央のMFを務める。攻撃ではほとんどボールを取られない。常に周囲を見渡し、少ないタッチ数でテンポよくパスをさばいてリズムを生む。守っても前線からのプレスに呼応し、時には鋭い読みで、時には体を張って球を奪う。名手がそろう代表の中でも「夢穂は別格」と認められるセンスの持ち主だ。

 この4年間は激動の連続だった。北京五輪後、所属していたTASAKIが休部を決定。翌年は米国に新天地を求めたが、左膝靱帯(じんたい)断裂の大けがを負うなど約2年間も日本代表から遠ざかった。

 そんな苦しい時期を乗り越えて臨む舞台だからこそ、特別な思いを抱く。「北京の時は何も考えていなかったなあと。4年前とは五輪に臨む気持ちが全然違う。今回は注目もされるし、その中で結果を残したい」と力強く言った。(共同)

 [2012年7月20日14時19分]



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