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関塚日本の勝負めし!うどんとおにぎり

 【ロンドン15日=福岡吉央】今日16日に英国入りする男子五輪代表が、うどんとおにぎりの日本食をエネルギー源にして、五輪を戦うことが分かった。日本協会では、日本の食材を現地調達できるよう、1次リーグが行われる3都市と、決勝トーナメントで訪れる可能性があるすべての都市の日本食材店をチェック。宿泊予定の各ホテルにはうどんのつゆの作り方を書いたレシピをレストランのシェフに渡している。選手たちは試合当日、慣れ親しんだうどんとおにぎりで腹ごしらえし、決戦に挑む。

 日本人には日本食が一番! 26日にスペインとのロンドン五輪1次リーグ初戦を迎える五輪代表に試合当日、うどんとおにぎりが用意されることになった。

 日本協会スタッフが現地の下見時に、宿泊予定の各ホテルのレストランのシェフに、うどんのつゆの作り方を書いたレシピを渡し、日本同様のつゆを作ってもらうよう依頼。また、遠征の荷物として炊飯器と大量のふりかけを用意。うどんや日本米、おにぎりの具材となる梅干しやサケ、昆布などは既にチェック済みの各都市の日本食材店やアジア食材店で購入し、スタッフが炊飯器で炊いた米を握って、選手に提供する。米が足りない場合はレトルト米も調達し、選手たちのおなかを満たすプランだ。

 協会関係者は「日本人じゃなくても、シェフならうどんのつゆくらいなら作れる」と明かし「米があれば何でも食べられるし、食べ慣れたものならおなかを壊すこともないから」と、理由を明かした。

 チームはこれまで、五輪アジア予選ではバイキング形式の食事を現地のホテルに要望。補助食としておにぎりを用意してきた。本番の今回も基本はホテルが提供するバイキング形式の食事となるが、提供する米の量は惜しまず、無制限で提供し、選手の腹を満たして環境を整える算段だ。選手が野菜不足にならないよう各ホテルには、日本人の口に合うしょうゆベースの野菜炒めを作ってもらうよう依頼するなど、食事面でのサポートはばっちりだ。

 普段、スパゲティをよく食べるというFW大津は「うれしいですね。うどんなら食べやすいですし。やっぱり試合の前は炭水化物を取らないといけないんで」と喜んだ。

 五輪では決勝トーナメントまで中2日での試合が続く。しかも試合ごとに移動をともなうため、選手の体への負担は大きい。だからこそ、日本にとってプラスとなるうどんとおにぎり。関塚日本はエネルギーたっぷりの炭水化物をパワーの源に、68年メキシコ五輪以来となるメダル獲得を目指す。

<主な勝負メシ>

 ◆高橋尚子(シドニー五輪マラソン金)マラソン選手の中でも大食漢で有名。成人男子の1日の摂取カロリーの2倍近い約4000キロカロリーを食べていた。激しい練習で貧血にならないよう、鉄分を多く取るのがポイント。シドニー五輪時はアサリやひじきを使ったメニューが多かったという。

 ◆吉田沙保里(アテネ、北京五輪レスリング金)“勝負めし”は焼き肉。最初にタンを頼み、どんぶりご飯も欠かせないという。牛タンは鉄分が豊富で、貧血予防にもなる。

 ◆北島康介(アテネ、北京五輪100メートル、200メートル平泳ぎ金)実家が精肉店で、特製パン粉でジューシーな牛・豚肉を包み、大きめのタマネギの食感がたまらないメンチカツがお気に入り。「大事なレース前には必ず食べる」と話していたことも。

 [2012年7月16日6時58分 紙面から]



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