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ノリさんに女神からプレゼント

6月9日、佐々木則夫サッカー教室でコーチを務める千尋さん(撮影・鎌田直秀)
6月9日、佐々木則夫サッカー教室でコーチを務める千尋さん(撮影・鎌田直秀)

 ロンドン五輪で金メダルを目指すなでしこジャパンは15日、欧州出発前につかの間のオフを楽しんだ。選手らは実家や宿舎で完全休養。佐々木則夫監督(54)も一時帰宅し、家族と食事をとるなどリラックス。長女の千尋さん(28)から、応援の気持ちを込めた手紙をプレゼントされ、指揮官の「充電」も完了した。

 佐々木監督は娘からの応援メッセージを、しっかりとカバンにしまった。なでしこジャパンの選手と同年代の娘からのサプライズは一番、心に響いた。

 「オリンピックへいよいよ出発だね。なでしこJAPANの選手のみんな、スタッフ全員が無事、ケガなく最高の大会に出来るように、しっかり監督力発揮してね。応援しているよ! W杯の時のようにみんなが笑顔で帰国出来ますように。一番やさしくて、おもしろくて世界一のお父さん/パパ(またの名をなでしこJAPANカントク)頑張ってね。大好きだよ~ ちひろ」

 佐々木監督は家族との時間を最も大切にする。娘の存在が心の支えになっていることは言うまでもない。1月のFIFA女子年間最優秀監督賞授賞式では淳子夫人とともに同行させた。マンチェスターU・ファーガソン監督との談議には千尋さんが“通訳”として活躍。先月9日に行われた佐々木則夫サッカー教室では“コーチ”として参謀役に抜てきした。「一緒にいてくれることは感謝だよね」と話す。

 千尋さんと淳子夫人は30日に英国入りする。1次リーグ第3戦の南アフリカ戦から、8月9日の決勝まで、直接声援を送る予定だ。出発前日の14日夜には、家族そろって食事をしながら“壮行会”を行った。深夜まで話は尽きることがなかった。「五輪出発なのに、いつもとまったく変わらないパパでした。パパなら、また優勝してくれるんじゃないかなって思います。私が見に行った試合はほとんど負けてないんじゃないかな」と千尋さん。“勝利の女神”の願いを、パパが「監督力」でかなえる。【鎌田直秀】

 ◆佐々木千尋(ささき・ちひろ)1984年(昭59)7月4日、埼玉県生まれ。小3時に熊谷市の江南南サッカー少年団でサッカーを始める。J1浦和FW原口は後輩。高校卒業後は英ロンドンに留学。現在は語学力を生かし、都内で外国人向けサッカー教室運営などを行う会社に勤務。

 [2012年7月16日7時19分 紙面から]



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