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大儀見「悪魔の左」解禁!25日五輪初陣

左足でのシュート練習を繰り返す大儀見(撮影・松本俊)
左足でのシュート練習を繰り返す大儀見(撮影・松本俊)

 【コベントリー(英国)23日=鎌田直秀】なでしこジャパンのFW大儀見優季(25=ポツダム)が、五輪用に温存してきた「左足のぶれ球」の封印を解く。日本を研究してくる相手国にあえて隠してきた“魔球”。「だいぶ、ぶれるようになってきた」と、球筋にも手応えをつかんでいる。W杯南アフリカ大会で活躍したFW本田圭佑のように、なでしこのエースストライカーのオプションに新兵器が加わった。

 自信をみなぎらせ、大儀見は左足でシュートを打ち続けた。

 大儀見 6月のスウェーデン遠征のころはまだまだボールがぶれてくれなかった。ずっとトレーニングを繰り返すことで、ようやくぶれ始めてきた。感覚がつかめてきました。

 女子サッカーで、ドリブルしながらぶれ球を打てる選手はそうはいない。その手応えをつかんだ攻撃の大黒柱は、具体的なイメージにも触れた。

 大儀見 あとはその場面をどうやってつくるか。ずっと前から(プレーの)1つの選択肢として持っていました。左足ミドルシュートの印象を相手に植え付けられたら、他のプレーも生きますから。

 ゴール前でのFKはMF宮間に譲るが、流れの中でゴールが見えたら積極的に狙う。22日の練習ではアタッキングゾーンで冷静にシュートする意識を徹底。佐々木監督は「感性と落ち着きが出てきた」と表現した。

 対戦国の関係者が偵察に来ているため、6月スウェーデン遠征、19日のフランス戦では、状況に応じて左足を封印してきた。「試合でも練習でも、ピッチの上では一喜一憂している暇はない」。球はぶれても、姿勢はぶれない。大儀見の心身は、初戦を前に充実してきた。

 [2012年7月24日7時21分 紙面から]



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