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川澄V弾!最高の五輪開幕/サッカー

ゴールを奪った川澄は、宮間をおんぶしながら笑顔。背中は万歳する沢(撮影・菅敏)
ゴールを奪った川澄は、宮間をおんぶしながら笑顔。背中は万歳する沢(撮影・菅敏)

<ロンドン五輪・サッカー:日本2-1カナダ>◇25日(日本時間26日)◇女子1次リーグF組◇コベントリー

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位のなでしこジャパンが、1次リーグF組初戦で同7位のカナダを撃破した。27日の開幕に先立ち、日本選手団の先陣を切って登場。前半33分にFW川澄奈穂美(26=INAC神戸)が右足で先制ゴールを決め、同44分には主将のMF宮間あや(27=岡山湯郷)がヘディングで追加点を挙げた。後半に1点を返されたものの、悲願の金メダル、そして史上初のW杯、五輪の連覇へ好スタートを切った。

 まさに“なでしこジャパン”らしいゴールで、先制点を奪った。前半33分、左サイドのスローインから、沢がペナルティーエリア内の大野へループパス。大野が相手DFを背負いながら粘り、足の裏を使いながら、走り込む川澄へ技ありのパス。川澄が右足でトラップし、右足を振り抜くと、サイドネットが大きく揺れた。

 宮間が抱きつくとアッという間に、なでしこの輪ができた。宮間をおんぶしたまま、川澄は沢の元へ。佐々木監督が「魔物がすむ」と話す初戦で、欲しかった先制点を奪い、なでしこ全体に笑顔がはじけた。

 さらに同44分には、鮫島のクロスから宮間がヘディングで決め追加点。2点をリードする理想的な試合運びで、前半を折り返した。

 五輪の事前合宿に出発する前日、川澄が訪れていたのは“自分の原点”だった。佐々木監督の配慮で、練習の予定が急きょオフになった。川澄は神奈川県内の実家に帰ると、父親、姉らと共に母校である日体大のグラウンドを訪れていた。

 行われていたのは、神奈川県女子サッカーリーグの一戦。日体大と、川澄が小中高時代に所属した大和シルフィードの試合だった。育ってきたチームの対戦に、思わず足が向いていた。

 試合は、3-0で日体大が勝利。試合後には、両チームを激励し、「ロンドンで頑張ってきます」とあいさつしたという。五輪前に、自分が育ってきたチームを訪れ、歩みを振り返り、そして新たな扉を開いていた。

 過去の大舞台は初戦に苦しんできた。北京五輪は格下ニュージーランドにリードを許し、沢のゴールで辛うじて引き分けた。W杯ドイツ大会もニュージーランドに苦戦。勝ち点3は得たが宮間のFKに救われた。

 カナダ代表のハードマン監督は前年までニュージーランド代表監督。今回で3度目の対戦となり、日本を熟知している。それでも、川澄は「運動量を増やして、しっかりゴールに関わるプレーがしたい。DFラインの背後に関わっていく。崩すイメージはできている」。その宣言通り、前半から左サイドで躍動した。

 最後まで、なでしこが走り勝った。後半5分、大儀見がGKをかわして無人のゴールにシュートを打つが、相手DFがクリア。追加点を奪えぬまま、同10分に左サイドを崩されると、カナダFWタンクレディに1点を返された。しかし、その後は途中出場の安藤を中心に豊富な運動量で攻撃に時間を割き、ピンチも新守護神の福元が救った。攻守にわたり、なでしこらしい連係で初戦に勝利。五輪を戦う「チームジャパン」の先鋒(せんぽう)として、金メダルに向かって、大きな1歩を踏み出した。【鎌田直秀】

 [2012年7月26日7時22分 紙面から]



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