なでしこ米仏を避け２位狙い？

　なでしこジャパンは２６日、カナダ戦から一夜明け、市内の大学グラウンドで約１時間、練習を行った。先発組はランニングとストレッチの軽めのメニュー。控え組はミニゲームなど、しっかりと体を動かして次戦に備えた。

　ＭＦ宮間あや（２７＝岡山湯郷）を中心にランニングしながらスウェーデン戦へ向けた反省点も話し合っていた。先制ゴールを決めたＭＦ川澄奈穂美（２６＝ＩＮＡＣ神戸）には日本から多くの祝福メールが届いた。「Ｗ杯のスウェーデン戦の時より多いかな。１００件はないですよ。そんなに友達いないですから」と笑った。

　佐々木則夫監督（５４）は、フランスに２点を先制されながら４点奪って逆転勝利した米国に恐れをなした。「フランスもすごいのに、さすが世界一のリアクションサッカー。こんなに差がつくとは想像していなかった」と困り顔。１位通過なら準々決勝で両国のどちらかとの対戦が有力だが、２位通過ならば回避できる。「２位のほうがいいよねという考えもある」と珍しく弱気だった。

　［2012年7月27日9時33分　紙面から］