永井１位通過でボルト探すぞ

　【コベントリー（英国）７月３１日＝福岡吉央】男子五輪代表の俊足ＦＷ永井謙佑（２３＝名古屋）が、陸上男子１００メートルの優勝候補で世界最速の異名を持つウサイン・ボルト（２５＝ジャマイカ）との対面を熱望した。１次リーグを１位で突破すれば日本は準決勝、決勝をロンドンで戦えるだけに、選手村でボルトに会える可能性も十分。そのためにも今日１日のホンジュラス戦で勝ち点１以上をつかみ、１位突破での決勝トーナメント進出を目指す。

　永井が、新たな“野望”を口にした。３０日にはニューカッスルからコベントリーに移動後、ホンジュラス戦の会場を視察。自身のライバルとして名前を挙げるボルトについて聞かれ「選手村でしか会えないので準決勝までいきたい」と、対面を熱望した。

　日本は１次リーグを１位で通過すれば、準々決勝の翌日５日にロンドン入りする予定。７日の準決勝、１１日の決勝と２試合をロンドンで戦える。ボルトが選手村にいるかどうかは不明だが、２位通過だと、決勝までロンドンでの試合はなく、ボルトと会える可能性も低くなるだけに、世界最速スプリンターとの対面のチャンスを広げるためにも１位突破が理想だ。５０メートル５秒８という絶対的な自信を持つスピードを生かし、まずは日本を１次リーグ１位通過へと導く。

　［2012年8月1日7時15分　紙面から］