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関塚日本VSエジプト準々決勝/サッカー

日本対ホンジュラス 前半、オーバーアクションで指示を出す関塚監督(撮影・松本俊)
日本対ホンジュラス 前半、オーバーアクションで指示を出す関塚監督(撮影・松本俊)

<ロンドン五輪・サッカー:日本0-0ホンジュラス>◇1日◇男子1次リーグD組◇コベントリー

 五輪日本代表がホンジュラスと引き分け、1次リーグD組首位通過を決めた。前回モロッコ戦からスタメン5人を入れ替える控え組中心でスタート。後半途中からMF清武弘嗣(22=ニュルンベルク)、FW永井謙佑(23=名古屋)らを投入し、本来の攻撃スタイルに切り替えたが、ゴールは割れなかった。それでも最低限の勝ち点1はゲット。日本は4日にマンチェスターで、C組2位のエジプトと準々決勝を戦う。

 結果と内容がほしい-。そんな3戦目となった。先発を前回モロッコ戦から5人も入れ替えた。1トップにFW杉本、両ウイングにFW斎藤とMF宇佐美。DF山村がボランチ、右サイドバックには初めてMF村松が入った。

 関塚監督 彼らも10日間くらい試合していなかったので、ゲーム感をしっかり整えて決勝トーナメントに行きたかった。体力的には苦しかったけど、落ち着いてゲーム運びはできた。

 しかし相手もスペインを1-0で破り、勢いに乗るホンジュラス。前線へのパスはカットされ、空中戦で競り負ける。前半20分にはFWロサノに中央から突破され、DF吉田ら4人がかりで追い掛けるも、シュートを打たせた。

 39分には、1次リーグ2戦3発のFWベントソンにペナルティーエリアに進入され、GK権田が体を張って止めた。後半22分にはMF清武を投入。FW大津がトップに上がり、清武が右ウイングに入った。その後、FW永井も出場。本来の攻撃陣で、終盤は立て続けにシュートを見舞ったが、最後は完全に守りに入ったホンジュラスのゴールは遠かった。

 16日の英国入り後、A代表でも主力のDF吉田がフル代表のメンタリティーを浸透させた。きっかけは7月11日のニュージーランド戦前のロッカールーム。吉田は試合直前でも明るいチームの雰囲気を見て危機感を感じた。「このチームは試合前も明るいんだけど、明るさと軽さは紙一重。一歩間違うと危ないと思った。ミーティング前でもA代表では私語があるなんてあり得ない」。英国パッキントンでの直前合宿中、選手間ミーティングでその思いを打ち明けた。「だいぶ変わった。戦う集団になった」とキャプテンは変化を感じた。

 次戦は、5月のトゥーロン国際で2-3で敗れたエジプトとの一戦。関塚監督は「トゥーロンのリベンジになるので、しっかり戦いたい」。吉田は「次は勝ってメダルに近づきたい」と話した。控え組にも自信をつけさせ層に厚みを持たせたる展開にはならなかったが、44年ぶりのメダル獲得へ大きく前進する勝ち点1をもぎ取った。【福岡吉央】

 ◆トゥーロン国際大会1次リーグ・日本-エジプトVTR

 日本は前半31分、FWエイドに先制点を献上。同37分には右クロスを上げられ、この日の五輪1次リーグ・ベラルーシ戦でも得点したFWモハセンに2点目を決められている。日本は後半開始早々にMF宇佐美の連続ゴールで2-2の同点とするが、33分、再び左サイドから上げられたクロスをDFスーリマンに頭で合わせられ決勝点を許した。DF酒井高、DF山村らが守る左サイドバックの課題が浮き彫りとなった。

 [2012年8月2日11時43分 紙面から]



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