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なでしこ悲願メダルへ自信!高速仏封じ

鮫島(右)に突き出したおなかを触らせる宮間(撮影・松本俊)
鮫島(右)に突き出したおなかを触らせる宮間(撮影・松本俊)

 【ロンドン(英国)5日=鎌田直秀】なでしこジャパンが今日6日(日本時間7日午前1時)、準決勝フランス戦で日本女子サッカー悲願のメダル確定に挑む。先月19日の親善試合では高さと速さに圧倒され、0-2と完敗を喫した難敵。攻守で脅威となる身長187センチの長身センターバックのDFルナールと、日本の左サイドを切り裂かれた快足MFトミス攻略が最大のカギとなる。

 メダル獲得を確定させる一戦を前に、なでしこはロンドンに入っての初練習を行った。先月19日に完敗を喫したフランス相手に、DFリーダーDF岩清水梓(25=日テレ)は「今度はやられるわけにはいかない。攻撃はブラジルほどではない。抑える自信がある」と言い切った。

 最大の難敵は身長187センチDFルナールだ。前回対戦では大儀見、大野の2トップが高さと速さで封じられた。途中出場した岩渕のドリブル突破も完全に止められた。それ以上に衝撃的だったのが、後半29分のCKから奪われた豪快なヘディングシュート。佐々木則夫監督(54)も「次元が違う。3階からヘディングされた感じ」とお手上げ状態だった。

 2度繰り返すわけにはいかない。岩清水は「あの時はフランスのほうが状態が良かった。同じ疲労感ならこっちに分がある。セットプレーは、私がマンツーマンでついて体を当てることに集中する」と十分な対策を練っている。

 まずはセットプレーの数を減らすことだ。W杯でフェアプレー賞を受賞したように、日本はファウルをせずに止める技術を向上させている。「1人ではなく、2人、3人で挟むことを徹底」(近賀)との意思統一が結果を生んでいる。出場12カ国の1試合平均反則数が9・4なのに対し、日本はわずかに5でトップ。この継続が必勝法にもなる。

 左サイドバック鮫島が、フランスMFトミスの快足に抜き去られるシーンも印象的だった。鮫島自身も「私が見てきた中で一番速い。スピードではかないません。ナホさん(川澄)と声を出し合って2人で抑えたい。日本のウイークポイントとして狙ってくると思う」と警戒する。DF熊谷も「ファーストディフェンダーを早く決めて、いいプレッシャーを与えられるかが重要。セットプレーは、フランスは蹴ってくる場所が決まっている」と話す。

 勝てばメダルが確定。佐々木監督は「個の質の高い選手は多い。セットプレーは2番の大きな子(ルナール)。対応する準備はできている」と力を込めた。直前に負けた悔しさと反省を生かし、フランスの高さと速さを封じる。

 [2012年8月6日7時11分 紙面から]



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