試合前の宮間談で一つになった／サッカー

＜ロンドン五輪・サッカー：日本２－１フランス＞◇６日（日本時間７日）◇女子準決勝◇ウェンブリー

　なでしこジャパンの主将ＭＦ宮間あや（２７＝岡山湯郷）が、１次リーグ初戦のカナダ戦に続き、開始直前のロッカールームで仲間を“言葉”で鼓舞した。「私たちは１人でも欠けたらここまで来られなかった。すばらしいメンバーと、このすばらしいウェンブリーのピッチで戦えるうれしさを、みんなに伝えよう」。佐々木監督も「選手の思いに火をつけてくれた。私もウルっときた」と感謝した。試合後は仲間と喜ぶ前に米国時代のルームメートだったＭＦアビリのもとへ駆け寄った。「彼女が先発出場できなかったことも含めて、勝っても心が痛い」。宮間の“気配り”が、なでしこジャパンを支えている。

　［2012年8月8日7時11分　紙面から］