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セルジオ越後辛口ジャッジ 五輪コラム セルジオ越後辛口ジャッジ

 ◆セルジオ越後(せるじお・えちご) 1945年(昭和20年)7月28日、サンパウロ生まれ、日系2世。18歳で名門「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍しブラジル代表候補にも選ばれる。72年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多い。

先制された時の対応を

<ロンドン五輪・サッカー:日本1-0モロッコ>◇29日(日本時間30日)◇男子1次リーグD組◇ニューカッスル

 素晴らしい勝利には間違いないが、体力面でスペイン戦からの影響がもろに出ていたね。守って守ってカウンターという戦術は体力的な負担が大きいから、この日のモロッコ戦でも開始早々から動きが鈍かった。相手の攻撃をしのぐのがやっとだったね。

 それでも吉田(VVV)をオーバーエージ枠で入れたことが奏功して、守備が安定していることがこの結果につながっている。

 懸案事項は2つある。1つは、このカウンター戦術が徹底されたチームが、先制された時にどう戦えるか。そういうシミュレーションをやっているのかということ。トーナメントの上へ行けば行くほど、その可能性が出てくる。経験の少ないこのチームの対応力が問われるんだ。

 もう1つは、そんな状況でも、次のホンジュラス戦で控えメンバーを試すことはできなくなったということ。グループ2位になると準々決勝で強豪ブラジルと対戦しなければならないから、ホンジュラス戦も楽に戦うことはできない。それ以上のことは選手たち個々の準備にゆだねるしかない。

 [2012年7月31日9時15分 紙面から]



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セルジオ越後の辛口ジャッジ

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