永井Ａ代表にはサイドで勝負

　ロンドン五輪で４４年ぶりの４強入りを果たした男子五輪代表が１２日、帰国した。

　五輪で一世を風靡（ふうび）したＦＷ永井謙佑（２３＝名古屋）が、Ａ代表にサイドで勝負をかける。帰国した永井は「世界のチームと戦うには、もうＡ代表しかない。五輪で自分のスピードが通用して自信にはなった。どちらかというと、サイドでやっていきたい」。所属する名古屋では１５日までオフに入り、負傷した左足太もも裏の回復を図るが、気持ちは次なる高みを見据えていた。

　９日のベネズエラ戦（１５日、札幌ド）メンバー発表の際、ザッケローニ監督からＡ代表で採用しているタイプの違いを理由に、招集を見送られた。「１トップは久しぶりだった。チームでもサイドをやっている。アピールすればチャンスはあると思う」。五輪直前に起用され、手探りの中でがむしゃらに走った１トップは一時封印。「もう１回体をつくり直して、コンディションを整えたい」。

　［2012年8月13日7時2分　紙面から］