Ｕ19吉田監督がリオ五輪世代指揮

　１６年リオデジャネイロ五輪出場を目指す次期五輪世代、Ｕ－１９（１９歳以下）日本代表の吉田靖監督（５２）が、来年６～７月に開催されるＵ－２０Ｗ杯（トルコ）まで指揮を執ることが分かった。１０日、日本協会関係者が明かした。五輪への試金石とされるＵ－２０Ｗ杯は２大会連続で出場を逃しているが、出場権を勝ち取り本大会でも結果を残せば、引き続き吉田体制で五輪アジア予選や本戦に臨む可能性もある。

　同監督は現役時代、三菱重工（現浦和）のＦＷでプレー。浦和コーチなどを経て、９４年から日本協会で世代別代表監督、コーチを務めており、若手の育成に定評がある。

　Ｕ－１９日本代表には、２月にＡ代表に招集されたＦＷ久保（京都）をはじめＭＦ野津田（広島）ＭＦ熊谷（横浜）らＪリーグにデビューしている選手も多い。昨年のＵ－１７Ｗ杯８強組にもＦＷ南野（Ｃ大阪ユース）ＦＷ鈴木（新潟）ＤＦ岩波（神戸）ＤＦ植田（大津高）らタレントは多い。

　Ｕ－１９日本代表は今月１６日からＳＢＳカップ国際ユースサッカー（静岡）に出場。１１月のＵ－１９アジア選手権（ＵＡＥ）で４強に入れば、今回の五輪世代が出場を逃してきたＵ－２０Ｗ杯への出場が３大会ぶりに決まる。原博実強化担当技術委員長も「彼らには４年後のリオ五輪を目指すように言っている」と、期待を寄せている。

　［2012年8月11日8時45分　紙面から］