長友賛辞「悔しさが成長に」／サッカー

＜ロンドン五輪・サッカー：日本０－２韓国＞◇１０日（日本時間１１日）◇男子３位決定戦◇カーディフ

　日本代表のＤＦ長友佑都（２５＝インテルミラノ）が１１日、親善試合ベネズエラ戦（１５日＝札幌ド）に備えてイタリアから帰国した。３位決定戦で韓国に敗れたが、優勝候補スペインを破るなど快進撃を見せた五輪男子代表の戦いに「残念ですけど、最後まであきらめない勇気をもらった」と賛辞を贈った。

　メンバーだった前回北京五輪では１次リーグの２試合にフル出場。しかし勝利には貢献できず、チームも３戦全敗で１次リーグで敗退した。ロンドン五輪開幕前の今年６月には「北京での後悔があったから今の僕がいる。僕自身、北京が大きく成長したターニングポイントだった」と話していたが、あと１歩で銅メダルを逃した後輩にも、自分と同様に人生の節目としてほしいと強調。「負けた悔しさが成長につながる。メンタルの強い選手が生き残る」とエールを送った。

　ブラジルＷ杯アジア最終予選第４戦のイラク戦（９月１１日）を見据えたベネズエラ戦は、本田や香川、岡崎ら、ともに北京五輪を戦った７人がメンバー入り。そこにＧＫ権田やＤＦ酒井高ら関塚ジャパンの一員が加わる。２年後のＷ杯を見据え、長友は「彼らと一緒に日本のサッカーをレベルアップしていくのが楽しみ」と若手との競争を望んだ。【由本裕貴】

　［2012年8月12日7時29分　紙面から］