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17歳萩野はインターハイで再出発

 ロンドン五輪の競泳男子400メートル個人メドレーで「怪物」フェルプスに競り勝ち、銅メダルをつかんだ17歳の萩野公介(栃木・作新学院高3年、御幸ケ原SS)は、17日に開幕するインターハイの地・新潟からリオに向けて再出発する。五輪が閉幕した日本時間13日朝、東京・国立スポーツ科学センターで練習をこなした。

 17歳の銅メダリストへの注目度は高く、ロンドンから帰国後はメディア取材が多数飛び込み、多忙な毎日。13日の午後練習終了後、再び夕方からテレビ局へ向かった。前田覚コーチは「忙しくて、まだ練習を開始して4日目。新潟が凱旋(がいせん)レースになりますが、状態は悪い」。エントリー種目は400メートル自由形と200メートル背泳ぎ。本職の個人メドレーには出場せず、まずは1つ1つの泳ぎから確認していく考えだ。

 4年後は、得意の400メートル個人メドレーで金メダルを狙える位置にいる。ロンドンでマークした4分8秒94の日本記録は、17歳の選手としては圧巻の記録だ。フェルプスが現役引退し、ロクテも26歳。次の五輪への出場は微妙だ。世代交代を印象づけた17歳の銅メダリストは「僕が(メダルを)取っていいのかな」という一方で、「1番じゃないのでもっと上を目指してがんばります」。リオでの頂点は、視野にとらえている。

 [2012年8月14日8時13分 紙面から]



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競泳評論・高橋繁浩

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