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五輪マラソン100年後、ひ孫がお礼

 日本の「マラソンの父」とも呼ばれ、1912年のストックホルム五輪マラソンを体調不良で完走できなかった故金栗四三さんのひ孫に当たる熊本市の会社員、蔵土義明さん(25)が13日、金栗さんを当時介抱してくれたスウェーデン人家族の子孫にストックホルム郊外で約100年後の感謝を伝えた。

 蔵土さんは14日、金栗さんが走ったのとほぼ同じコースをたどるストックホルム五輪100年記念マラソンに参加。

 蔵土さんは13日、ストックホルム郊外にあるタチアナ・ペトレさん(38)宅を訪問。100年前にペトレ家が金栗さんに提供したシナモンロールとフルーツジュースを振る舞われた蔵土さんは、「おいしいです」と笑みを見せた。

 金栗さんはストックホルム五輪のマラソンレース後半に意識がもうろうとなり、ペトレ家で介抱された。55年後の67年にスウェーデン側の計らいで、数十メートルを走ってレースを“完結”させた。

 [2012年7月14日10時17分]



五輪陸上コラム

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陸上評論・瀬古利彦

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