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中本6位!日本2大会ぶり入賞/陸上

2時間11分16秒で日本人最高6位でゴールする中本(撮影・田崎高広)
2時間11分16秒で日本人最高6位でゴールする中本(撮影・田崎高広)

<ロンドン五輪:陸上>◇12日◇男子マラソン

 「第3の男」中本健太郎(29=安川電機)が、2時間11分16秒で6位入賞を果たした。日本の入賞はアテネ五輪の油谷繁の5位、諏訪利成の6位以来、2大会ぶりだった。

 中本は前半からマイペースを守った。最初の5キロの入りは15分28秒の33番手。そこから先頭集団の速いペースとは別に、1キロ3分5~10秒のペースをかたくなに守った。20キロすぎから順位を上げ、25キロ通過は9番手。さらに落ちてくる選手を拾い、40キロを5番手で通過するなど、安定感あふれるレースで盛り上げた。最後は伸びず、6位に後退したが、納得のいく内容だった。

 レース後は淡々とした表情ながら「目標だった入賞ができてよかった。3周目で必ず前が落ちてくると思っていたので、あきらめず最後までしっかり走ろうと思った。今までやってきたことが間違いでなかったことを証明できた」と満足げ。タフなコースと暑さがプラスに働いた結果とあって、昨年の世界選手権(10位)で真夏の韓国・大邱を走った経験が生きた。河野匡強化副委員長は「日本のマラソンの歴史をつなぐ、意味のある入賞だった」と評価した。

 [2012年8月12日23時57分]



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