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優勝はウガンダ選手/マラソン詳細

ウガンダ国旗をひるがえしゴールするキプロティッチ(撮影・田崎高広)
ウガンダ国旗をひるがえしゴールするキプロティッチ(撮影・田崎高広)

<ロンドン五輪:陸上>◇12日◇男子マラソン

 ウガンダのキプロティッチが2時間8分1秒で優勝した。日本勢では中本が2時間11分16秒で6位入賞、山本が2時間18分34秒で40位、藤原が2時間19分11秒で45位となった。

【フィニッシュ】キプロティッチが2時間8分1秒でウガンダにマラソンで初メダルをもたらした。2位はキルイ(ケニア)、3位はキプサング(ケニア)。中本は2時間11分16秒で6位入賞。

【40キロ】36・8キロでキプロティッチ(ウガンダ)がスパート。ケニアの2人はついていけず。キプロティッチ(ウガンダ)は40キロを2時間1分12秒で通過。19秒差でキルイ。51秒差でキプサング。4位はドスサントス(ブラジル)、26秒差で中本がケフレディ(米国)と5位争いをしている。

【35キロ】キプサング(ケニア)キルイ(ケニア)の2人が1時間46分3秒のトップで通過。1秒遅れてキプロティッチ(ウガンダ)。中本が徐々に順位を上げて1時間48分15秒の5位で通過。藤原は1時間49分39秒の16番目で通過。

【30キロ】26・5キロでキプサング(ケニア)にキプロティッチ(ウガンダ)とキルイ(ケニア)が追いつく。30キロはこの3人の集団で1時間30分15秒で通過。日本選手は8人で構成される7位集団に中本と藤原がいる。先頭からは1分18秒差。山本は遅れている。

【25キロ】キプサング(ケニア)がトップで1時間14分58秒。この5キロは15分1秒。2位集団はキプロティッチ(ウガンダ)キルイ(ケニア)アブシェロ(エチオピア)の3人。トップとの差は7秒までつまる。9位集団に日本の中本、藤原が含まれていて、トップからは1分49秒差。

【20キロ】キプサングの独走が続く。20キロ通過は59分57秒。15キロから20キロは14分59秒と少しペースは落ち着いた。2位集団はケニア1人、エチオピア2人を含む7人でトップから14秒差。9位がムタイ(ケニア)。10位集団9人に藤原が含まれておりトップから1分3秒差。中本はトップから1分20秒差の20位。山本は2分7秒差の32位で通過。

【15キロ】10キロ過ぎからキプサングが飛び出す。15キロは44分58秒。キプサングの10キロから15キロは14分11秒と一気にペースが上がる。キプサングから遅れること14秒差でアフリカ勢を中心とした2位集団7人が続く。日本選手はトップから39秒差で藤原が18位、45秒差で中本が25位。1分10秒差で山本が28位。

【10キロ】9キロ地点でアルミーダ(ブラジル)が飛び出す。10キロ通過は30分38秒。5キロから10キロまでは15分15秒。8秒遅れで日本人3人を含む40人弱の集団が続く。

【5キロ】沿道には大観衆がつめかけている。先頭は50人以上の大集団。5キロのラップはキプサング(ケニア)の15分23秒。日本の3選手は集団の中程につけている。5キロ手前の給水所で中本が水をとれなかったが、山本から譲ってもらった。

【スタート】天気は薄曇り。気温は18度。藤原と山本はサングラスをかけている。3人とも帽子はかぶっていない。

<見どころ>

 男子マラソンには、藤原新(30=ミキハウス)山本亮(28=佐川急便)中本健太郎(29=安川電機)の3選手が出場する。

 レースの中心は、ケニア勢。マラソン5戦4勝で、すべて2時間7分切りのキプサング(30)、世界陸上2連覇で、夏のレースには実績のあるキルイ(30)が中心。世界歴代4位の2時間4分23秒の記録を持つアブシェロをはじめとしたエチオピア勢も力がある。日本の3人は自己ベストでは、トップグループと3分近い差があるため、ロンドンの奇抜なコースでいかに粘れるかがポイントになる。

 [2012年8月12日23時20分]



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