棒高跳び我孫子「世界を肌で感じたい」

　女子棒高跳びのロンドン五輪代表、我孫子智美（２４＝滋賀レイクスターズ）の壮行会が１５日、京都市内のホテルで開かれた。会は母校の同大陸上部が主催。大学の先輩になる０８年北京五輪男子４００メートルリレー銅メダリストの朝原宣治氏（４０＝大阪ガスコーチ）がビデオレターで「五輪では日本記録の更新と、（世界記録保持者の）イシンバエワに勝ってベスト８に」とエールを送り、北京五輪女子３０００メートル障害代表の早狩実紀（３９＝京都光華ＡＣ）からも激励メッセージが届いた。

　我孫子は６月の日本選手権で日本記録を４センチ更新する４メートル４０で優勝、五輪参加標準Ｂ記録に到達して初の五輪切符をつかんだ。「ロンドンの大空を突きヤブレ！」との看板が掲げられた壇上で、我孫子は「今はロンドン五輪がどのようなところか想像できなくて期待と不安が半分半分ですが、しっかりと自分の力を出して世界を肌で感じたいと思います」と決意を述べていた。

　［2012年7月15日22時45分］