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16歳土井杏南、陸上戦後最年少代表

 日本陸連は3日、世界ランキングの上位16カ国・地域が出場資格を得るロンドン五輪のリレー種目で、1964年東京五輪以来48年ぶりに女子400メートルリレーの出場が決まったと発表した。北京五輪銅メダルの男子400メートルリレーは7大会連続、同1600メートルリレーは8大会連続の出場を決めた。リレー要員として7選手が正式に五輪代表となり、女子は土井杏南(埼玉栄高)高橋萌木子(富士通)佐野夢加(都留文科大職)市川華菜(中京大)が入った。16歳の土井が出場すれば陸上の戦後最年少となる。高野進・日本陸連強化委員長は「若いチームなのでやるしかない。女子は福島1人でなく、4人全員で勝負してほしい」と話した。

 男子は400メートルリレーで九鬼巧(早大)、1600メートルリレーで中野弘幸(愛知教大大学院)東佳弘(関大)が選ばれた。陸上の代表選手は男子28人、女子18人の陣容となった。

 昨年1月からことし7月2日までの対象レースで各国・地域が記録した1、2番目の合計タイムによるランキングで、日本は400メートルリレーで男女とも13位、男子1600メートルリレーは15位だった。

 ◆土井杏南(どい・あんな)1995年(平7)8月24日生まれ、埼玉県出身。日本選手権100メートル2位。5月に11秒43の高校新記録をマーク。埼玉栄高。158センチ、50キロ。

 ◆陸上最年少記録 日本陸連によると、陸上で戦後の五輪最年少出場は1992年バルセロナ五輪の女子10キロ競歩に17歳で出場した板倉美紀。ロンドン五輪開幕時に16歳11カ月の土井が出場すれば、記録を更新する。代表入りしながら出場機会がなかった選手は、64年東京五輪で女子短距離代表の佐藤美保が開幕時に16歳5カ月だった例がある。戦前を含めると32年ロサンゼルス五輪の女子100メートルなどに出場した渡辺すみ子の15歳が最年少出場。

 [2012年7月4日9時1分 紙面から]



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