早大84年ぶり陸上金へ　ディーンにやり

　陸上やり投げのロンドン五輪代表のディーン元気（２１＝早大）が１８日、都内の早大キャンパスで行われた壮行会に参加した。「まずは予選を突破して、決勝で思い切ってできたら」と誓い、学生から「ディーン！　ディーン！」の大歓声を浴びた。

　２２日にはトワイライトゲームス（国立）に出場。「疲れがたまっている中で技術チェックをしたい」と調整試合に臨む。翌２３日からは第一人者の村上との合同練習が決定。「２人で投げ合いたい。楽しみですね」と笑顔をみせた。

　早大の現役学生が五輪の陸上種目で金メダルを獲得したのは、２８年アムステルダム五輪３段跳びの織田幹雄が唯一。その名前がついた５月の織田記念で日本歴代２位の８４メートル２８を投げてメダル候補に浮上した縁もある。８４年ぶりの期待に「もちろん知ってますよ」とニヤリと笑った。

　［2012年7月19日9時30分　紙面から］