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鈴木「おめでとう」歓喜に沸く山梨学院大

 「よくやった」「おめでとう」。競泳女子100メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した鈴木聡美(21)が在学する山梨学院大の水泳部員や故郷の家族らは激戦を見守り、歓喜に沸いた。

 山梨学院大(甲府市)では、水泳部員や教職員ら約60人が大型スクリーンで観戦。「それいけ僕らの人気者、聡美、聡美、ナンバーワン」とエールを送った。

 スタートやり直しのハプニングには「最悪」「集中切れる」との声も漏れたが、レースが始まると大歓声。3着でゴールすると総立ちとなり、ハイタッチとクラッカーで祝った。

 鈴木と同じ4年生で、ずっと一緒に練習をしていたという中坊彩さん(21)は「前半は硬いと思ったけど、後半に伸びが出た。おめでとうって言ってあげたい」と笑顔。4年生の須藤勝也さん(22)も「200メートル平泳ぎでも、今回以上の結果を出してほしい」と期待した。

 鈴木の出身地、福岡県遠賀町の中央公民館には祖母の入江春代さん(79)や姉の鈴木鮎美さん(24)のほか、町民ら約70人が集まり、声をからして応援。テレビ画面に順位を示す「3」が映し出されると、「万歳!万歳!」の声が響き、涙を流して抱き合う人もいた。

 鮎美さんはスタートやり直しについて「ペースが乱れたと思うのに、本当にすごい。肝が据わっている」と驚き、入江さんは「頑張った。メダルを取れると思ってなかった」と涙を浮かべた。

 鈴木と同じスイミングスクールに通った福地美幸さん(21)は「よく頑張った、と言いたい」と興奮していた。

 [2012年7月31日10時6分]



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