中国選手、ドーピング疑惑に反論／競泳

　競泳女子４００メートル個人メドレーを世界新で制した１６歳の葉詩文（中国）にドーピング疑惑があると英メディアが報じ、真っ向から否定する中国側との応酬が過熱している。英メディアは、葉詩文が４００メートル個人メドレーのラスト５０メートルで、男子４００メートル個人メドレーで優勝したライアン・ロクテ（米国）の２９秒１０を上回る２８秒９３の猛烈なスパートを見せたことを疑問視。ガーディアン紙は、薬物使用が「疑わしい」とする米著名コーチのコメントを伝えた。これに対し中国側は「ロクテは２位以下を大きく引き離していたため、力を抜きタイムが落ちていた」（選手団関係者）と反論。本人も薬物使用は「絶対にない」と完全否定した。

　［2012年8月1日22時18分］