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3連続2冠へ北島スイッチ入った

公式練習で調整する北島(撮影・田崎高広)
公式練習で調整する北島(撮影・田崎高広)

 競泳男子平泳ぎの北島康介(29=日本コカ・コーラ)が、いよいよ3大会連続の2冠に挑む。翌日の100メートル予選に向けて、北島は27日に水泳センターのプールで最終調整に余念がなかった。日本代表の平井伯昌ヘッドコーチからアドバイスを受ける中、約1時間、スタートも含め、泳ぎの感覚を確かめた。終始、落ち着いた表情で、気負った様子は見られなかった。

 平井コーチは「昨日よりスイッチが入ってきた。本人は泳ぐ感覚が一致してきたようだ」。自己記録を更新した4月の日本選手権前ほどの切れにはまだ届いていないが、「力強さは4月よりもある。あさって(決勝)に向けて上げている。心配はしていない」。前日はサブプールで映像を撮り、自らの泳ぎをチェック。4大会連続の五輪とあって、やるべきことは分かっている。

 この日の午前9時。水泳センターのプールサイドに全選手で集まり、円陣を組み、心を1つにした。17歳高校生・萩野の「がんばるぞ、ニッポン!」のかけ声に、北島も呼応。気持ちを新たにした。中学2年から見守る平井コーチは「まさか30歳まで続けるなんて思ってなかった。(3連覇を)やり遂げてほしいし、それを自分も見届けたい」。日本国中の注目を浴び、北島の戦いがいよいよ幕を開ける。【佐藤隆志】

 [2012年7月28日8時39分 紙面から]



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