日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。



体操 Gymnastics
  1. トップ
  2. ニュース
  3. フォト
  4. 日程&結果
  5. 選手名鑑
  6. 競技メモ
  7. メダル史

内村 大技封印でも金ゲット

練習を終え、笑顔で引き揚げる内村(撮影・田崎高広)
練習を終え、笑顔で引き揚げる内村(撮影・田崎高広)

 世界王者の内村が大技封印で、余裕の金メダルをゲットだ。体操の日本男子が23日(日本時間24日)、練習を公開。世界選手権個人総合3連覇中の内村航平(23=コナミ)は「もう(練習は)いいかなと。早く試合をしたい」と、本番が待ち切れない様子だ。

 この日も実戦形式で6種目すべてを演技する「通し」を行い「準備万端。すごく期待してもらっていい」と力強い。代表の森泉貴博コーチも「体重もフランス合宿よりも増えて、動かしやすい体になっている」と、内村の好調さをアピールした。

 秘策もある。床運動での最高G難度のリ・ジョンソンの封印だ。フランス製の器具が硬く跳ねないため、2回宙返り3回ひねりには負担が大きい。その代わりに、新しく3回転半ひねりを冒頭に取り入れたため、リ・ジョンソンをやってもやらなくても技の難しさを示すD得点(演技価値点)は6・7点と変わらない。

 種目別決勝に残ればリ・ジョンソンを組み込む可能性もあるが、団体総合予選や決勝では「そんなに無理をする必要もない。3回転半の方が安定する」(森泉コーチ)と大技抜きでも戦えると余裕の戦略だ。「本会場に入れば、もっと調子は上がる」。内村の勢いが止まらない。【吉松忠弘】

 [2012年7月25日8時39分 紙面から]



五輪体操コラム

Nikkan Olympic Gymnastics Columns
体操評論・米田功

体操評論・米田功

アテネ五輪団体総合金メダリストの米田功氏が五輪体操を評します。

内村の強い思いに他が追いついていない[9日10:45]