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理恵、団体ビリで涙「笑顔で…」/体操

体操女子団体総合決勝 段違い平行棒の演技をする田中理恵(撮影・PNP)
体操女子団体総合決勝 段違い平行棒の演技をする田中理恵(撮影・PNP)

<ロンドン五輪:体操>◇7月31日(日本時間1日)◇女子団体総合決勝

 日本女子団体は合計166・646点で最下位となる8位に沈んだ。予選を6位で通過したが、決勝では最初の種目の平均台でミスが出て波に乗れず、主将の田中理恵(25=日体大研究員)も床運動で着地が乱れるなどミスがあった。

 五輪初出場の田中は家族らの声援に包まれ、団体総合が終わった万感の思いと、8位の悔しさが複雑に交錯して大粒の涙を流した。5位入賞の前回北京を上回れず、最後の五輪で残るのは個人総合だけ。10年世界選手権では最も美しい体操をする選手に贈られるエレガンス賞を日本女子で初受賞した遅咲きの25歳。「本当に最後の試合なので。五輪に出られたことを感謝しながら、理恵らしく笑顔で終わりたいです」。日本体操界が生んだヒロインが、しっかりと花を咲かせる。

 [2012年8月2日9時26分 紙面から]



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